個別指導塾と集団塾それぞれメリットおよびデメリットがあると思いますが、それは人によって異なってきます。個別指導塾で成績が伸びる人もいれば、集団塾で成績が伸びる人だっています。今まで塾に行っていたけど、なかなか成績が伸びなかった人は塾選びを失敗していた可能性があるかもしれません。そこで今回は、それぞれの塾形式を比較してみるので、自分はどっちが向いているかを考えると良いでしょう。まず、個別指導塾ですが、講師１人対して生徒５名以下を指す指導形態を採用している塾です。マンツーマン指導を売りにするなど、生徒が講師を独占できるので、丁寧な指導を受けることが可能です。また、カリキュラムも他の生徒に合わせる必要がないので、オリジナルカリキュラムでマイペースにムリ・ムダなく勉強できます。したがって、弱点補強や定期テスト対策など、人によって対策が異なる勉強に向いています。日程も予約制で、自分で決めることが可能なので、クラブ活動や学校生活との両立がしやすいです。いっぽう、集団塾は、他の生徒と一緒に授業を受ける形式のため、周囲はライバルとなり競争心が芽生えます。日本の受験制度は一般的に競争試験なので、日頃から競争心を養っておくと、本番でも自分の力を発揮しやすいです。また、カリキュラムは１年を通して綿密に組み立てられているため、ペース良く学習を進めることが可能です。また、大手進学塾など、集団塾では業界の有名講師から指導を受けられる機会もあるため、モチベーション維持にもつながります。このように、個別指導塾は丁寧な指導が受けられるので、勉強のやり方や分からない、あるいは自己管理が苦手な生徒が向いています。いっぽう、集団塾はライバルと一緒に勉強するため、負けず嫌いな人、あるいは優秀な講師陣の下、指導を受けたい人に向いています。それぞれの良さと自分の性格を見極めた上で、どちらの塾で学ぶかを決めると良いでしょう。