★医学部再受験の寛容と言われた東大もついに面接試験導入★

医学部再受験生にとって敬遠されがちなのが面接試験であると言えるでしょう。学科試験のように正解はなく、点数化するとしても面接官の恣意的な部分が含まれてしまうことが考えられます。学科試験は合格点に達していたのに面接試験で不合格になった高齢の受験生がいたことは話題になったほどです。したがって、昔は面接試験のない医学部は再受験生に人気でした。熊本大学や岐阜大学などは最近まで面接試験を実施しておらず多くの再受験生が目指す大学だったことは有名です。年齢に捉われず学力勝負で生徒を選抜することから面接試験の無い医学部は再受験生に寛容と言われていました。しかし、時代の流れとともに学力だけでなく医療人としてふさわしい学生を集めることが重視されるようになり、相次いで面接試験を導入していき今では東大と九大の2大学しかありませんでした。その東大がなんど2018年度入試から面接試験を採用すると公表したのです。面接導入を決めたのは、コミュニケーション能力や社会的視点などを見極めるためだと言われています。東大理三は、最高峰学府として偏差値70以上の高い学力が要求されています。それでも学力さえあれば医学部再受験生でも門戸が開かれている寛容度の高さが魅力でした。しかし、コミュニケーション能力が乏しい学生が多いのも事実です。実際に開業医に東大卒が少ないというデータもあるほどです。コミュニケーション能力が乏しいと患者さんに治療法を説明したり、患者側に立って物事を考えることが難しかったりします。そこに東大は危機感を感じ、良医を養成するために面接試験の導入に踏み切ったことが推測されます。しかし、コミュニケーション能力などを見極めるための面接試験が再受験生にとって不利になるとは限らず、むしろ有利になるかもしれません。医学部再受験生は社会に出た経験があるのでコミュニケーション能力が長けている人が多く、ビジネスマナーも持ち合わせている人が多いです。したがって、面接試験が導入されても寛容度の変わりがないとも考えられます。それよりも、東大理三に合格できる高度な学力が身につけられるかが最大の課題と言えるでしょう。

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★医学部再受験に専念したほうが良いってホント!?★

医学部入試は高い学力がどの出題教科においても要求されるため非常に難易度が高いです。しかも医学部再受験生の場合は受験勉強から遠ざかっている人も多いのでゼロから偏差値60台まで押し上げる必要があり膨大な学習量と勉強時間が必要になります。年齢の問題もあり、短期合格が必須となってくるので働いている人であれば仕事を辞めて受験に専念する人も少なくありません。勉強時間の確保の点では専念したほうが圧倒的に時間の融通が利くので確かに勉強は進みます。ただし、果たして今の仕事を失ってまで医学部再受験に専念したほうが良いのでしょうか。もちろん、個人の価値観によって両立と専念かは意見が分かれてきます。しかし、必ずしも仕事との両立で医学部再受験を目指すことはダメだとは言い切れない現実があります。というのは、現役世代でも医学部合格には1浪・2浪も珍しくないと言われているのに、勉強から遠ざかっていた再受験生のほうが難しいのは当然です。旧帝大や早慶などトップレベルの出身生なら話も変わってきますが、医学部に入り直すのは非常に困難です。合格するよりも途中で挫折する受験生の方が多いのが現実です。そんな医学部再受験を現在のキャリアを捨ててまで挑戦するのは非常にリスクが高いです。医学部に合格できれば良いですが、不合格で終わった場合の再就職は非常に難しいということを覚悟しておきましょう。専門職や輝かしいキャリアがあるなら別ですが、前職と同じ条件で仕事見つけることは困難です。したがって、リスクヘッジとして仕事を続けながら医学部入試を目指すことは決して間違いではありません。医学部予備校によっては、平日の夜間と週末を使って対策を行う社会人コースを設けていることもあり、まずはそこから始めてみるのもおすすめです。それで受験勉強に手応えを感じることができたのであれば再受験に専念してみるのも良いでしょう。いきなり医学部再受験を決意して仕事を辞めるのは危険かもしれません。

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